外務省中・東欧課訪問報告

1 日 時 平成24年2月8日(水)15~16時
2 概 要 
この度のブレーメン市訪問に際して、ご協力いただいた外務省中・東欧課ドイツ班長の戸田真介課長補佐を訪問し、お礼を述べるとともに、ドイツと日本の交流等についての話を伺いました。 
 
3 内 容(深:深川 外:戸田氏 大:大田区議会事務局)
 深:当初、ブレーメン市からは受入お断りの連絡をもらっていたが、外務省並びにハンブルク総領事のご尽力でブレーメン州政府儀典長に面会し、議長からブレーメン市長に宛てた信書を渡すことができ、また教育や商業などについての意見交換ができ、一定の成果を上げることができました。ご協力に大変感謝致します。
 外:大田区議会がドイツとの交流に関心を持ち、訪問してくださったことに感謝する。外務省としても、姉妹都市交流だけでなく、実のある草の根の交流、また地方との連携を大変重視している。相談窓口として「地域連携室」といったものも置いている。今後もできることはサポートしたいと思います。(できないことも中にはありますが)
 
 外:ちょうど本日、ハンブルク総領事から電信があった。主な内容な以下のとおりです。
   1/31にハンブルク総領事がブレーメン州議会ヴェーバー議長及びクラウセン・ブレーメン州商工会議所副会頭を往訪し、ブレーメンと大田区との交流につき意見交換した。
①  ブレーメン州議会ヴェーバー議長
(ハンブルク総領事から、昨年、大田区議員団がブレーメンを訪問し、交流の可能性を探ったところであるが、議員間の意見交換は実現しなかった経緯がある。日本の自治体とドイツ連邦州との議員間の交流は日独交流において極めて意義があり、今後協力願いたい旨伝えたところ)
 「大田区議員団がブレーメンを訪問したのは承知していなかった。各国との交流については、州政府側が一義的にアレンジしている。他方、ブレーメン州政府は財政問題もあり姉妹都市交流には熱心でない。ただし、議会側としては日独交流には積極的に対応したいと考えているところ。次回、ブレーメンを訪問する機会があれば、是非とも意見交換する機会を持ちたい。」との回答がありました。
 
②  クラウセン・ブレーメン州商工会議所副会頭
  (ハンブルク総領事から、昨年、大田区議員団がブレーメンを訪問し、主として、中高の学生交流を強化することにつき両者間で意見の一致があった。他方、大田区は日本でも中小企業がもっとも集積する地域と知られており経済面でも交流を強化する余地があると考える旨指摘したところ) 「大田区が中小企業の集積地であることは承知していなかった。ブレーメンでも中小企業の育成に努めているところ、相互に学ぶべき余地が大きいと考える。ブレーメンを含む北ドイツ各州は自然エネルギーの開発に注力しているところであり、かかる分野で交流できればありがたい。」との回答がありました。
 
 深:今回、ブレーメン州政府儀典長に面会したが、日本でいうとどのようなポストに近いのでしょうか?

 外:局長クラスであり、東京都でいえば知事本局長が近いかもしれないと思います。
 
 深:ドイツの議会・行政にはどのような特徴があるのでしょうか?

 外:州議会でいえば、年間で議事が行われる日が全て決まっている。大体、月の半分くらい議事が行われる。議員の生活は日本と似ていると思う。
ドイツの官僚は、日本と異なり「政党色」がある。政治活動が認められている。ゆえに、トップが代わると、政党に応じて官僚のポストも入れ替えになることが多い。ただし、身分保障はされているので、職を失ったり降格させられることはない。
   クリスマス休暇も長いが、夏休みもわりと長い。7月下旬から9月上旬にかけて交代などで休みをとり、不在な方が多い。メルケル首相も2週間ほど夏季休暇をとっています。
 
 大:今後の便宜供与の依頼についてはどのような手続きをすればよいのでしょうか?

 外:通常、外国における便宜供与依頼は、総務省を通じて外務省にされる。今回は時間もなかったということもあるので、今後は正規の手続きを行っていただくとともに、並行して外務省に連絡いただければ、事前に準備や交渉を進めることができるので、まずは相談をしてください。
 
 大:今後も、ドイツ訪問に関しては、戸田氏に相談してよろしいですか?

 外:私は、3月1日付けでミュンヘンに赴任することになった。後任には今までの経過と今後も大田区を支援することについて引き継いでいくので、今後は後任者に相談して頂ければと思います。

 

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