ドイツ訪問 1

  平成24年7月2日から11日までドイツ連邦共和国を訪問しております。

昨年12月に大田区議会海外親善調査訪問団員としてドイツ連邦共和国ブレーメン州ブレーメン市に訪問致しました。

その際、ブレーメンの多くの方々とお目にかかり意見交換をさせて頂きましたが、時間の関係上多くの課題が残りました。

このことから改めての訪独を企画致しました。

そのような計画を話したところ中学から大学までの友人が帯同してくれることとなり、デュッセルドルフまでは一緒に行き、その後ミュンヘン訪問は一人で行きます。

今回はJALのマイレージが貯まりましたのでそれを活用してドイツに来ました。

JALは現在、羽田から欧州線としてパリとロンドンに飛んでおり大変便利です。

前回の時にはパリからブレーメンに入りましたが、待ち時間が多いこととパリから(外国から)ドイツに入るのと、成田→フランクフルトで国内移動するのでは費用が違うため成田発を選びました。

ANAは羽田→フランクフルトを現在就航しておりますので、次回はそれを活用したいと思います。

フランクフルトはドイツのハブ空港として、中心地より少し離れております。

東京のような首都ではありませんので単純な比較はできません。

地方にハブ空港を建設することはメリット・デメリットがあると思います。

そもそもドイツは東西分断の中で首都ベルリン周辺は東ドイツでしたので、西側としてその周辺にハブ空港を建設することはできませんでした。

そのような経緯もあり首都から大変離れたところにあるハブ空港ができたと考えられます。

 

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そのままブレーメン空港に移動するため乗り換え時間が約3時間ありました。時間的には時差の関係もあり、到着した現地時間午後5時(日本時間の午前0時)でブレーメンに到着したのが現地時間午後10時30分(日本時間午前5時30分)でホテルについて床についたのが午前0時頃(日本時間午前7時)でした。

へとへとになって寝ましたので朝8時前にハンブルク領事から電話を頂きましたが、よく寝れたのと共に時差ぼけにならない生活が無事スタートできました。

朝食を食べ、Gymnasium an der Hamburger strasse (ハンブルガー通りギムナジウム)の野島さんと意見交換をさせて頂きました。

野島さんとは昨年12月にお目にかかって以来でした。

このギムナシウムでは、第二外国語として日本語を学ぶクラスがあり、7年間ほど修学旅行として近畿圏を中心とした日本を訪問されている実績があります。

ただ、近時の円高ユーロ安の基調や日本の原発事故に関する懸念が相変わらず続いていることなどから、ここ2年間は実施できていないのが現状です。

近畿圏では関西国際空港から大阪に入りその後四国に渡って少林寺拳法の総本山に行く等日本文化に触れる活動をしていたそうです、

こういった日本での活動を支えていたのは多くの日本人によるものだそうです。

ロータリークラブの国際友の会や野島さんが日本の学校で教えていた時の教え子などです。

こういった人脈によって支えられていたそうですが、ドイツで始まったギムナジウム改革により13年生(19歳相当)制が12年生(18歳相当)になり、13年間で教えることを12年で教えなくてはならなくなったことなど多くの課題があるそうです。

1990年ごろ始まった日本語教育の際には20人程度であった履修者が、2009年には200人になったそうですが、システム変更や円高・原発などの影響があり、現在では130人程度になっているとのことでした。

そう言ってもドイツの中でまたブレーメン州の中のブレーメン市にある一つの学校に日本語を学ぶ日本の高校生に相当する生徒が130人もいることは衝撃的です。

1991年以降はabitur(アビトゥーア・高校卒業資格)の選択科目に日本語が入っているそうです。

このようなそういった素地をしっかりと生かしていかなくてはならないと思います。

卒業生の中には日本の研究者になった人やドイツの企業で日本部門の担当者をされている人など、現場の第一線で活躍されている人も多く輩出しているそうです。

今後はそういった縁も大切にしながら日独交流を進めていきたいと思います。

もし日本へとりわけ関東圏への留学旅行等の際には出来る限りの支援をさせて頂きたい旨お伝えをして別れました。

 

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