平成29年大田区議会予算特別委員会総務費②オーちゃんネットについて
[ 平成29年 3月 予算特別委員会−03月10日-01号 ]
◆深川 委員 自由民主党大田区民連合の深川幹祐でございます。今日は、打って変わってオーちゃんネットについて伺います。昨日、時間がなくてできなかったところでございますが、まず、オーちゃんネットについて、区としてどのような団体が登録できるのか、お答えください。
◎篠塚 区民協働担当課長 オーちゃんネットへの登録要件は、区内において非営利活動を行うことを主たる目的として、継続性をもつ団体で、区内で活動するものと定めております。こうした団体の例外として、商店街組合が登録されております。
◆深川 委員 今あったように、原則としては、今、答弁いただいているのは、区民協働担当課長でありますので、区民協働のためのものということでありますが、今、お話にあったように、例外的に商店街が登録されているということでございました。
こういったものについては、幅広いものに向かっていくというのは、一見正しいように思うのですけれども、本来、何を目的にしてつくったのかという、その最初の目的からかけ離れていってしまうということが、やはり懸念されるところでございます。
現在、オーちゃんネットへの登録団体数は、何団体ありますでしょうか。
また、アクセス件数など、どれぐらいサイトを活用されておりますか、お答えください。
◎篠塚 区民協働担当課長 現在、オーちゃんネットには、619の登録団体があります。平成27年度末から比較して57団体登録数が増加しています。活用の実績では、年間でトップページへのアクセス件数は、約4万3,000件、団体のマイページへのアクセス件数は、10万1,000件、ページビューでは、11万2,731ページとなっています。
加えて、情報発信数は約2,000件で、特にイベント情報や活動紹介が多く紹介されています。
区としては、登録団体が活動情報をより一層発信してもらえるよう、今後も各団体に働きかけてまいります。
◆深川 委員 登録団体には、活動内容などの情報発信実績のない団体や、既に役職を離れている方の代表者名もあるなど、古い情報のままの団体があります。こうしたオーちゃんネットを活用していない登録団体について、どのように対応しているでしょうか、お答えください。
◎篠塚 区民協働担当課長 情報発信の実績のない団体の中には、パソコン操作にふなれであったり、情報更新の操作をできる方がいないなど、情報の更新を継続して実施していくことができない団体もあるようです。
地域力応援基金助成事業への申請、区民活動支援施設の会議室等の利用などは、オーちゃんネットへの登録が条件となっています。
一方、こうした支援を受けたいと考えている団体の中には、サイトで情報発信を行っていない団体もあります。
また、登録後、解散したり、活動が休眠状態にあっても、登録がそのまま残っている団体があります。
こうしたことからオーちゃんネットでは、2年ごとに登録更新作業を行い、メール及び郵送により登録団体に通知し、更新届の提出をもって継続の意思を確認しております。
更新届の提出がない団体、また、メール及び郵送で不着となった団体については、登録を抹消しています。
最新の情報が掲載できるよう、更新作業のあり方について検討していく考えです。
◆深川 委員 今回、何でこの件を質問したかというと、今、お話にあった2年ごとの確認のメールが、私のところに届きました。
それで、正直登録していたことを忘れておりまして、そして、また、何の団体で登録したのかわからなくて、調べてみたら、池上の商店街連合会の事務局長として登録していて、先ほど、最初に答弁があった、例外という形で登録をしていた団体でありました。
正直なところ、何で登録したのかも記憶がないのですね。というのは、池上のホームページは、そもそもホームページとしてあって、これで登録している。
ただ、こことのメリットというものを正直感じていないというところが実態で、2年間たってしまったということでございます。これは、せっかくやっているのであれば、やはりみんなに関心をもってもらう。
そして、やはり登録してよかったと思わせないと、意味がないと思います。
ということでは、まず、少なくとも、今、2年に一遍の更新の依頼を1年に一遍とか、できれば半年に一遍とか、もうちょっと頻度よく、そういった催促のメールを送って、活用していただきたいという関心をまず、得られる形をつくっていただきたいと思います。
次に、オーちゃんネットを知らない方への周知方法をどのように考えているか。
また、オーちゃんネットを活用していくため、新たな支援政策をどのように考えているかお答えください。
◎篠塚 区民協働担当課長 多くの区民にオーちゃんネットを知っていただき、自身の活動のきっかけづくりとしていただけるよう、区民協働担当が発信するお知らせや、主催する事業の折々で積極的な周知を図っております。今後も、効果的な周知方法を検討してまいります。
新年度予算案では、オーちゃんネットの操作・更新作業を支援するための予算を計上しています。自治会・町会などの地域活動団体へ、システム操作を得意とする区民活動コーディネーター養成講座の修了者などを支援員として派遣し、オーちゃんネットを通じて地域の活動情報を発信していただけるよう支援してまいります。
インターネットを通じて、区民がより多くの地域情報の収集が可能となることで、今まで知り得なかった情報が得られ、地域のイベントへの参加者の増加などの効果を見込んでおります。
◆深川 委員 先ほど、ご答弁いただいたように、地域力応援基金助成事業への申請や、区民活動施設の会議室利用など、そういった具体的な理由がある方は、これに登録するということになります。
反対を返すと、これをしない方は、あまり登録を積極的にしないという現状があると思います。
また、先ほどあった、町会自治会へのコーディネーターの派遣など、今まで区民協働でやっていた、ばらばらと言っては、大変言い方は失礼かもしれないのですが、ばらばらになっていたものが、一つずつ形になっていく。みんなで絵ができてくるというのは、とても重要だと思っております。
そういった意味で、今までの何とか講座というところを受けた人たちが、ともに活動できるというところが、本当の協働だと思います。
また、自治会のリンクも、私も見させていただきましたが、やはり出張所がうまくかかわっているところでございますので、出張所のほうから区民協働と連携しながら、この地域の情報を深くする。
そして、今、掲載されているものをもっと使いやすく、そして、登録しなければ損だと思っていただける形で、活用していただければと思います。
昨日の小峰委員のほうからのお話の中で、はねぴょんの活用という話がありました。実は、これは、名前がオーちゃんネットということで、オーちゃんから来ているのだと私は思っているのですが、これを例えば、はねぴょんネットに変えるとか、もっと言うとおおたくんに変えるとか、おおたくんネットというような、ぜひ新しい観点でこのおおたくんもぜひ認知を増やしていただきたいなと思っております。
せっかく昨年の空の日でつくったおおたくん。おおたくんは男の子で、大田区に住む小学校4年生、10歳の男の子でございます。
そして、お父さんは、日本人で国際線のパイロット、お母さんは、アメリカ人で、海外の航空会社の元CAであるということでございます。
ぜひ、これからもこのおおたくんを活用していくこともあわせてご要望させていただき、質問とさせていただきます。
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