武道必修化

平成24年8月27日月曜日と28日火曜日の2日間、大田区教育委員会と大田区柔道会では協力して中学校武道必修化に対する柔道実技指導の研修会を今年オープンした大田区総合体育館サブアリーナにて行いました。 受講対象者は区立中学校の体育科の教員を中心に各25人、合計50人ほどの参加者となりました。 大田区には区立中学校が28校ありますので、おおむね2名ずつ参加したことになります。 今回の指導は柔道の技術指導というより、中学校一年女子に指導するというコンセプトで行われました。 つまり、筋力が未発達の子どもを基礎におくことにより安全で楽しい内容にするべきであると考えました。 講師は大田区柔道会副理事長でつばさ総合高校教諭の竹内章六段で、柔道会からのサポートとして私、助手として国士舘大学柔道部の佐藤君という3名体制でした。また、区立中学の先生の中には競技者としての経験を持つ先生もいらっしゃいましたのでご協力を頂きました。  はじめに指導したのは礼法です。  今回の武道必修化をしたコンセプトは、日本人としての伝統文化に対する関心とそれを体験・経験させることであると思います。その点では、受け身や技だけでなく礼法が重要であると思います。  どの角度で足を開くのか、左右どちらの足から出るのかなどといったことを理論的に考察しました。また、高校や大学、就職などの面接時においても礼法を学んでおくことは重要です。そういった背景にも踏み込んでの解説でした。  指導される先生方にもよく理解をしてほしいと思いました。  基礎的な話ですが、道着をしっかりと着ることが怪我の予防になること、教員が指輪・ネックレス・時計などをして指導をしないことなどです。  次に受け身です。  私も柔道を始めた時に長座の姿勢から後ろに倒れる後方受け身を練習しました。男子校でしたし、中学校2年生でしたのでそれが当たり前であると思いましたが、「中一女子」というキーワードにあてはめると正解ではありません。  一人ではできないのが柔道です。  この受け身の練習から二人の体制を実施することによりお互いを尊重しあい助け合いながら進めていくという観点です。  まずは寝た状態での手だけの受け身の練習→手で受け身をとって最後に首を持ち上げる→長座の姿勢となります。  その後、蹲踞の姿勢からとなるのが一般的ですが、そこでも頭を打たないように二人で頭を支えて後方に転がる。その際、足が上がると反動がつきやすいので足を抑えるなどのステップを踏んでから蹲踞での後方受け身になります。  このような段階を横受け身でも行います。  その次に、膝立ちで崩しをします。左後方・右後方と二方向の崩しをし、ゆっくりと受け身をさせます。そして、受け身を意識した投げ技です。  例えば、支え釣り込み足です。  その膝立ちの状態で取は左足で受の右ひざのあたりにあてて投げます。  ただし、投げの練習ではなく受の受け身の練習です。それを意識させます。  その後、固の形での位取りの姿勢(右足あるいは左足を体の水平報告に立てる)を活用し、中腰の姿勢をさせるなどここでも一挙に立った状態にしないことが重要です。  このようにしっかりと段階を踏むことが重要であることを何度も何度も繰り返し、生徒が怪我をしない体制を整備するべきとしました。  また、今後の展開としては柔道有段者による外部講師の活用や柔道経験者の補助教員としての活用など課題も見出すことができました。   大田区教育委員会統括指導主事挨拶   大田区柔道会常任理事(つばさ総合高校教諭)     基本中の基本である立ち方座り方       座受け身もゆっくりと安全に           続いて立ち膝

自由民主党大田区民連合 千葉方面視察 2

2日目は宿を出て大田区立館山さざなみ学校へ視察に向かいました。 館山さざなみ学校は養護学校としての歴史からみると長くあり、23区では 区が設置をしておりますが、参加する子どもたちの減少により廃止をしているところも多くあります。 現在も子どもと職員がほぼ同数であるなど、課題があることから自民党大田区民連合として視察に行きました。  昨年も大田区議会の視察で訪問しましたが、再編を含めた考えをもっての訪問です。  校長・副校長と寄宿舎指導員(教員資格者)による学校及び寄宿舎の概要説明が行われました。  一番目の課題は、生徒の減少です。ピーク時には119名の生徒がいました(昭和58年)が現在では28名と少子化の影響もあり激減しております。  視察をしても使っていない教室や寄宿舎などが多くありました。  さざなみ学校を知らない大田区の先生が多いこともあり該当する生徒に声がかけ切れていないことも一つの要因です。また、少子化で親が子供を手放したくないことから行かせたいが遠いので行かせないということもあるそうです。  また、学級にも当然子どもがいません。  社交的な子は人数が少ないことから多くの子どもたちと仲良くなれますが、不得意な子はその人間関係が続いてしまうことがあります。  学習面でも授業時間だけでなく、寄宿舎に帰ってから宿題をやる自習時間がある環境で、超がつく少人数学級ですが、成績が格段にあがることはないそうです。  このことからやはり弊害についても考えなくてはならないと思います。 二番目はコストです。運営経費として事業費7300万円、人件費(都費区費含め)2億1000万円で合計約2億8000万円で児童が28人、一人あたり1000万円となります。  肥満や虚弱の体質改善には実績があるそうですが、このように離れた場所にある必要があるのか、他の大田区の施設(例えば、伊豆高原学園・とうぶ・野辺山学園)などの活用を検討すべきと思います。  引き続き会派で検討をし、議会での反映をしたいと思います。   寄宿舎から校舎を臨む 7   校内からグラウンドを臨む   職員寮