地域・産業委員会視察報告

高知県高知市訪問


高知県高知市に伺い「子どもまちづくり活動支援事業について」お話を伺いました。

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「こうちこどもファンド」が目指すものは、子どもたちが自主的に提案・行動するまちづくり活動への助成を通して、自分たちが普段生活している「まち」を見直す機会を提供するとともに、自ら提案する力と実行する力を育てていきたいと考えていることです。


このプログラムのよいところは、こどもたちが中心となり、自分たちにこういったものが必要であると提案するだけではなく、ファンドの資金を支出するかどうかにも関われる点であります。


そういった取り組みはそもそもドイツのミュンヘンでおこなれる取り組みがモデルとされ、ミニ・ミュンヘンと言われているものです。


大田区でもこの高知の取り組みを参考にすると同時に、ミニ・ミュンヘンの研究も行うべきと思いました。


https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/21/kochi-kodomofund.html



愛媛県今治市訪問


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今治市では、今治自然塾の環境教育プログラムについて現場を調査させて頂くとともに、お話を伺いました。


環境問題に関心を持ってもらうと同時に体感してもらうようになっております。


「緑の教室」では、植物が地球にもたらす影響などを学びます。


「裸足の道」では、歩いて足を使って感じることを主眼に置いていました。今治の子供たちでも裸足で土を踏むことがあまりなくなっているとのことで、我々、議会メンバーも驚いておりました。


「石の地球」では、地球の大きさや月との距離などを視覚的にとらえられるようにしていました。


「地球の道」では、実際に地球の歴史を歩いて感じようという趣旨で作られたものです。


石炭や石油が悠久の歴史から成り立っていることや、枯渇しそうになったのは地球の歴史から見ると直前の産業革命以降であることなどが体感できるものとなっておりました。


大きな自然のなかで、自然を感じながらふれることができることはとても意味があると思いました。


都内ではなかなか空地の関係からすべてを実施することは困難かと思いますが、一部でも導入することを検討してみても良いかと思いました。

愛媛県松山市訪問

最後に松山市に伺いました。


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松山市の中小企業振興施策と実践では、


中小企業円卓会議を設置し、商工会議所や法人会などの経済団体や金融機関、大学教授などが一堂に会し、創業・経営支援や人材育成、販路開拓などの分野ごとに市の中小企業施策に対する調査、検証、効果的な施策の提案を行っています。


その会議を母体に女性の労働環境改善による社会進出の促進をする「まどんな活躍推進部会」、女性の創業支援を行う「なでしこドリカム・プロジェクト」、学校におけるキャリア教育の推進活動を行う「人育ち応援部会」などです。


この円卓会議と合わせて運用しているのが、まつやま経営交流プラザです。商店街の一角にあり相談会やセミナー、交流会を行いながら情報発信をしております。


こういったものを合わせながらの取り組みは大田区にも参考にすべきところがあると思いました。


また、環境モデル都市でもある松山市での実践事例を伺いました。


1.松山サンシャインプロジェクトの推進→太陽光発電や燃料電池導入支援や消化ガス発電

2.スマートコミュニティの推進→温泉熱エネルギー利活用検討や電気自動車普及など

3.コンパクトシティの推進→鉄道高架や区画整理などの再整備、自動車利用を控える取組

4.地域循環システムの推進→環境教育の充実や廃食用油をバイオ燃料混合油に使いごみ収集。


この4つを進めることにより、持続可能な低炭素社会の構築をめざし進めているとのことでした。


こういったことにより、50万人以上の都市で1人1日あたりのゴミ排出量(850.9g)は全国一少ないことや、1人一日当たりの水の使用量(291ℓ)は中核市一少ないなどを達成しています。


大田区においても生ごみのたい肥化をはじめ可燃ごみとして処理しないようにすることにより環境負荷をいかに下げるかを検討しています。


また、平成25年度大田区議会都市・環境委員会でも北海道岩見沢市に伺い現状を伺ってきた。また、学校給食生ごみ処理について導入ができないか検討を進めています。



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