大田区立館山さざなみ学校視察
平成23年7月21日木曜日に大田区議会で視察に行ってきました。 台風6号の影響を受け、東京湾アクアラインが通行止めとなったため湾岸道路から迂回をして房総半島の先まで行きました。 この館山さざなみ学校は、昭和58年4月に開校され当初は館山養護学校と呼ばれておりました。 平成19年に特別支援学校の改組が行われ校名を変更し現在に至っております。 この学校は、大田区立小学校に在籍している生徒が、①肥満②喘息③偏食④病虚弱などの場合に自然豊富な環境で改善させるものです。 子どもたちは1年を目途に復籍校(元いた学校)へ帰ることを目標としているそうです。 起床は午前6時50分、洗面や朝食を食べ終わってから学校に登校。子どもたちのいる寄宿舎と校舎棟はつながっているため、校庭を一周してから登校するようにし、定期的な運動を実践させているそうです。 学校が終わり下校をするとおやつを食べ、クラブ活動や委員会活動、部屋のそうじなどを行って夕食をとります。 この間の三食は栄養士によるコントロールがなされ、平均2000キロカロリーとなっております。 夕食の後は、毎日45分の勉強時間が設定され、希望者にはもう45分の学習もできるようになっているので、健康的な学習環境が整っているといえます。 季節によっては、田植え・サツマイモ掘り・小麦の収穫・ウォークラリー・ハイキングなど普通の学校では経験できないようなこともできます。 最近は利用する児童数が減少しており、視察してときにも空いている部屋がいくつもありました。 きめ細やかなサポートをするため教職員27名・講師など2名・再任用職員3名・非常勤職員6名となっています。 在籍児童は、小学3年生2名・4年生10名・5年生2名・6年生9名で23名となっております。 ただ、6月に1泊2日の体験を受け入れたところ10名が新しく入校することになりましたので、33名となる予定です。 教職員と児童がほぼ同数という状態なので、効率的な学校運営と希望したいと思う児童の増加を考えていきたいと思います。 今後も継続して、見守っていきたいと思います。 行きは時間もかかりましたが、帰りはアクアラインが通れましたので、2時間ほどで帰ってこれました。 海ほたるに寄りましたが、波は高く、風も強い状態でした。